前回のミウラ、ブレーキ周りのリフレッシュを進めていきました。整備の中で感じることを書いてみました。
Text/Photo: Yasuo Murosaki (StarCraft Kobe)
お世話になっております。代表の室﨑です。
本日は、先日ご紹介させていただきましたランボルギーニ・ミウラのブレーキ廻り、リフレッシュの進捗状況をお伝えしたく存じます。
前回のブログでお伝えさせていただいたように、じっくり弊社流の確認をして、分解スタート、一つ一つのパーツを目視から始め、触診をしながら慎重に分解していきます。

今回はブレーキローターを研磨し、平面出し、もちろんブレーキラインも交換、 ローターを組み付けて、パッドとの当たりを回転させながら確認。 歴史を重ねたお車ですのでそのまま組み付けに入ると、垂直度(ローター平面とシャフト軸)に必ず誤差が出てしまいます。ピックテスターで振り幅をを確認しながら、限りなく垂直 に近づけて組み付け致します。
文字にすると、なんだかマイナスのイメージがありますがメカニックとしては腕を振るいたくなる部分です。プリミティブな構造だからこそ、整備の精度をあげることによって正確なフィードバックがドライバーへ、そして車両全体に戻ってきます。

本来の性能を取り戻し、それ以上に弊社独自の技術でご依頼いただく前との違いを体感いただきたい。お客様の喜ばれる声やお顔にお会いしたい!そんな気持ち一心で取り組ませていただいております。
お時間をいただく事もございますが、完成にご期待いただけましたら幸いに存じます。では次回ご報告させていただきます。